納め所

 耀変黙示録-濁破の章- 読直後感想  

というわけで、たった今読み終わりました。
今回、とある事情で寝不足で体力消耗してる状態で読み始めたものですから、読み終わった今、とっても瀕死になってます(汗)
話がかなりの展開で進んでいたので、ついていくのがやっと…という感じでした。
は〜。しかし本当に怒濤のような巻でしたね。
次々と話が展開してこれでもか、これでもか…と折り畳まれてるような(汗)
でも、前回、前々回よりも楽に読めたのは、たぶん直江の活躍場面がほとんどなかったからでしょう…。というか、ぜんぜん無い?みたいな(泣)
私は、ミラージュを読むときは直江に同調して読んでしまうタイプでして、特に直江が回っちゃったりしてしまうと、その感情に巻き込まれて大変なのですが…今回ありがたいというか、悲しいかな、まったく直江の活躍はありませんでしたね…。いや、最後の場面をのぞいてですが。でも、あの最後の場面も直江の活躍とは違うような…。むしろ高耶さんか?
とにかく、今回、直江は本当にお人形さんって感じで使われてて悲しかったです。
まあ、本人の自己暗示の成果だそうですが…。
前回の巻でかけた自己暗示はまだ効いてたのですね(汗)いや、すっかり前回のアレで解けてたと思ってたので意外でした。
でも前回あんなにあっさり解けたのに、今回はぜんぜん解けないってのは…(汗)
そして、魔法を解くのはお姫さまの「うちゅー」ですか。そうですか(汗)
なんだか最近、お姫さまを救う王子様は直江ではなく、高耶さんの気がしてきました…。
お姫さまに助けられる王子様直江…(T_T)
しかし、桑原先生も後書きで書かれてましたが、調伏力すら上回る高耶さんのうちゅうー(笑)
というか、調伏力を上回るのは直江の思考ですね(笑)
あの信長にすらダメージを与えるとは…(汗)
でも、ちょっと気になるのは一体どんなダメージを与えたのか…ってことです。
最後のシーンで信長は直江の「愛してます」思考に汚染されてましたが、まさか、その汚染で信長まで高耶さんにラブラブになっちゃうなんてことは…(汗)
信長、直江、高耶さんの三角関係なんて怖すぎるので、そんな展開にはならないように祈るばかりです(←祈らなくてもならないから(笑))
ところで、高耶さんに「お前が見てきたものを皆に伝えてくれ」と頼まれてしまった哲哉クン。もし、あのまま高耶さんのうちゅーで信長が倒されてハッピーエンドになってしまったら、どう皆に伝えるのだろうか…と、ちょっと彼が語り部になった時の事を心配してしまいました(笑)
やはり、魔王は王子様とお姫さま(♂)の愛のうちゅーの前に倒されました、めでたし、めでたし…と伝えたんでしょうか(笑)
ミラージュがそんな愛の童話のような終わりにならなくて、ちょっとホっとしてるこの頃です。

読んでてちょっと笑ったのは、魔王信長と弥勒譲の掛け合いでしょうか。なんか、ケンカ漫才な感じですよね、この2人。けっこう、いいコンビだと思う(笑)
そういえば魔王の種って植物だったんですか(汗)それも食人植物とは…。
もう後は直江の額から芽が生えないことを祈ります。額から朝顔の双葉のような芽を生やした直江なんて情けなすぎます(T_T)

個人的には巻全体の感想としては、急いで話を折畳みすぎでは…という感想でした。
特に、冥界上杉軍壊滅の話にはちょっとう〜ん…と思ってしまった。てっきり第三勢力で絡んでくるものと思っていたので。他にも、鮎川や綾子さんや兵頭の扱いとか…(汗)
まあ、いよいよ話も大詰めなのもわかりますが、大木を急いで伸ばすために枝葉をばっさり切り落とすようなのは、ちょっと…と思います(汗)


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