ロビー
時間も無くなってきたので、急いで風呂から上がり部屋へ戻ると、案の定、夕食の支度が済んでいました(汗)
ここの夕食は「温泉料理」だそうで、料理の中で水を使う部分はすべて温泉を使用しているそうです。
まずは「温泉ミード」という温泉とジャバラという名産のくだもので出来た食前酒で乾杯。料理は鮎の塩焼きや熊野牛のしゃぶしゃぶなどで、とても美味しかったです。けど、全部はさすがに食べきれませんでした。これでもかってほど大量にでてくるし…。特に最後の釜飯はトドメ(汗)いちおう一口は食べましたが…。
そういえば、ふと思ったんですが、温泉を使った「温泉料理」って高耶さん達は食べられたのでしょうか(汗)例の「解毒治療」で温泉を飲んでしまった高耶さん、激しく咳き込んでたような…。まあでも最近の高耶さんってかなり食が細そうなイメージですが。
さて、お腹一杯になって食休みを兼ねながら明日の旅行の行程を検討。
熊野川町から那智山に行く道の選択で問題発生。
当初、直江達が「ヒルコ流し」の調査で訪れた「小口」から追い払われ那智山に向かった道「県道44号 那智勝浦熊野川線」を通ろうかという話になっていたのですが、あらためて地図を見てみるとどうもアヤシイ。果たして車で無事通れるのか…と揉めていたところにちょうど布団を敷きに男性の仲居さんが来て、親切にもいろいろ調べてくれました。けっきょく、その道は車では難しいとわかり断念(もらった観光地図には「一部未舗装」と書いてあった(汗))きっと、直江達のように4駆の車だったら通れたかもしれませんが…。でもたとえ4駆でも直江のようなドライビングテクが無いと無理かも(汗)
さて、だいぶ腹ごなしがすんだ私達は再びつぼ湯へトライ。つぼ湯の営業時間は夜9時半まで。時間はもう9時を過ぎていたので大丈夫だろうとタカをくくっていたのですが…甘かった。受付にいたさっきと同じおじちゃんは「終了時間まで順番待ちで一杯だよ」という言葉を下さったのでした(泣)
おじちゃん:「入るんだったら明日朝一でおいで」私達:「明日って何時からですか?」おじちゃん:「朝の7時だよ」(…朝7時?!早すぎだよ…(汗))私達:「わかりました。来れたら来てみます…」 仕方なく旅館に引き返し、そしてまたしても大浴場に(笑)本日2回目の入浴。 時間が遅かったせいか、今度も私達の他に人はいなかったのでゆっくり入浴を堪能しました。
さて、入浴を終えた私達は湯上がりで涼んでいるフリをしに旅館のロビーへ。
このロビーは直江が一蔵達と携帯電話をしていたところ。(この後、高耶さんが来て直江にお姫さま抱っこをされてしまうのだが(笑))
ロビーの前には小説にある通り板張りの階段があり、柱には柱時計が掛かっています。でも、木椅子はあるけど残念ながら囲炉裏はありませんでした。小さい囲炉裏鉢のような灰皿ならありましたが…(汗)
夜も遅かったので、ロビーはおろか廊下には誰もいませんでした。そこで私達はすばやく写真を撮ることに。
高耶さんが降りてきた階段を撮ろうとして階段を登ったのですが、板張りの階段はどんなに足音を殺そうとしてもギシギシ鳴る…ここをきしむ音をさせずに降りてきた高耶さん、さすがだ(笑)
ロビーで私達が写真を撮っていると、ロビーのすぐ横にある帳場のほうからなにやら話し声が…。 「また、やってるよ…」「ほら、あの小説の…」…そしてクスクスという笑い声。 帳場にいたのは若い男の人が2人だったのですが、どうやらミラージュのことを知っているようでした(汗)そういえばウワサで聞いたのですが、ここの旅館の人にミラージュを差し入れ(?)したミラファンがいるとか…。マ、マジですか?(汗)うう〜ん、帳場にいる番頭さん達がもしあのシーンまで読んでいたとしたら……(冷汗) 気恥ずかしくなった私達はそそくさと写真を撮り終えると部屋に戻りました。
そしてこの日はそのまま就寝…。

直江が携帯で電話していたロビー。
横に公衆電話があるのになぜ?…(笑)



高耶さんが降りてきた階段を高耶さん目線で。
ロビーにある木椅子は高耶さんが座り込んだところ。

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