GORLDEN WINNER

馬頭観音

東京競馬場に現われた邪念の化物を調伏するために、高耶が呼び出した神仏。

【解説】
もとはバラモン教のビシュヌの化身から転化したものか。観音部中で唯一の忿怒形は慈悲が最も深い意。馬が獣類中でも特に水草を求める性格のように、衆生の無明煩悩をむさぼり食って衆生を救済する表徴。
【形像】
忿怒相で人身馬頭と、頭上に馬頭を置く像とがある。三面八臂・四面八臂など種々。路傍に馬頭大士などを石に刻んで信仰するものが多い。

真言
ナウマク・サンマンダ・ボダナン・・アミリトドハンバ・ウン・ハッタ・ソワカ。
【訳】
あまねき諸仏に 首帰命してたてまつる。甘露発生尊に。フーン・パット、めでたし。
種字
かん

馬頭明王。印は白処尊のように二手虚心合掌をし、二無名指を掌中に入れ、二頭指を屈して二大指の下におき、少しばかり離す印である。



アウディ・ノス

真言宗豊山派

橘家「光厳寺」の宗派。

【解説】
興教大師の学灯を受けた小池坊専誉(1604没)が天正15年(1587)豊臣秀吉に請ぜられ大和の長谷寺を復興、以来、宗風を確立した。宗祖、弘法大師立教の本義に基づき、横堅の2教判を設け顕密2教を対弁し六大深義を開設して秘密 伽の観行を修得する。本尊、大日如来(普門の本尊)曼茶羅海会の諸仏、菩薩、明王、天等(一門別徳の本尊)また弘法大師(生身の遍照金剛)を本尊とすることもある。


法会

【解説】
法要、法事、仏事、斎会などともよび、一定の日時・場所および人で行なう仏教的儀式をいい、慶讃・施物や法門の演説談論などを行い、普通には道場を荘厳し香華・灯明を供え音楽などを用い、表白・願文などがされる。特に導師・読師・呪願・礼師・唄師・散華・堂達の七職衆の揃うものを七僧法会、梵唄・散華・梵音・錫杖の四職衆の揃うものを四箇法要とよび、また大会には庭儀などが行なわれる。また法会の一切を掌る役を会行事、密教では壇行事といい、法会の際に僧衆の威儀を掌る役に威儀師、大威儀師がある。





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