熊野本宮大社
「大斎原」から「熊野本宮大社」へ戻った後は本殿へ。
参道の入り口には原作にある「八咫烏の紋が入ったひときわ大きな幟」があり、その先には本殿へと続く長い階段が…。そう、階段。
今回の熊野の旅でこの「階段」が私達をこれほど苦しめることになろうとは…。神社仏閣には階段がつき物ですが、熊野は特に階段が多い。何処に行っても階段ばかり…(汗)。ミラージュツアーは体力勝負と言いますが、これほど実感した旅はありませんでした。
しかし、まだこの時は旅の始めで元気いっぱいだった私達はさほど苦労もなく階段を登りきって神門へ。
神門は原作にもある通り大きな注連縄と菊の紋を染め抜いた幕がかかった桧皮葺の門です。
神門で一礼していよいよ本殿へ。ここは高耶さん達が布都御霊の在り処が示されている御神鏡の3枚目を手に入れた場所です。熊野の大神様が高耶さんに向かって扉を開けてくれた証誠殿は神門からやや左手奥に位置しています。その手前には鈴門が設けられているので、社殿内はのぞけません。参拝は鈴門の前でします。
神門内は撮影禁止なので残念ながら写真は撮れませんでしたが、社殿は古色蒼然とした落ち着きのあるもので、熊野三社の中で唯一「蟻の熊野詣」と言われた往時を偲ばせるものでした。(他の二社は比較的新しい造りで色も派手)
参拝をすまし、神門の手前にある社務所へ。 社務所にはお守りがたくさん置いてありました。特に多かったのはやはりというか八咫烏のデザインのもの。
原作で礼ちゃんが使役する八咫鳥は、その昔、神武天皇(磐余彦命)が熊野から大和国へ侵攻するとき、深く険しい山越えを天照大神が遣わした3本足の八咫鳥の案内で無事大和にはいることができたことから、熊野大神の神使とされているものです。 ここで私はツゲでできた八咫烏の根付をいただきました。
お守りの八咫烏はいろいろあって、中には「八咫烏のヤタちゃん」なんていうかわいらしいキャラクターものまであったりしたのですが(笑)とりあえず一番無難そうなのを選びました。さらに熊野本宮大社の牛王神符と御朱印もいただきました。
原作でもでてきましたが熊野三山の牛王神璽はそれぞれ異なるデザインなので、今回の旅では全部揃えたいと思っていましたので…。原作では「牛王神璽」とありますが、実際は「牛王神符」または「牛王神札」です。いただくときにうっかり「牛王神璽を下さい」と言ってしまって焦る私…。ちなみに熊野本宮の牛王神璽は礼ちゃんが持っているお守りの牛王神璽です。
さて、熊野本宮の牛王神璽を手に入れた次は原作にしたがって高耶さん達が熊野タタラ衆に襲われた参道の階段へ。ここは行きにも通ってますが、やはり原作と同じく帰りが重要ポイントでしょう(笑)
この階段付近で高耶達は死闘を繰り広げるわけですが…。ここってめちゃめちゃ急斜面なんですけど…(階段もだが)(汗)階段以外は崖と行ってもいいくらいの急斜面。 こんなところで襲われたら、そりゃあ除けるので精一杯なのもわかる気が…。しかもこの崖を転がり落ちた悠太、大丈夫だったのか?(汗)
階段を降りきった後は、刺したはずの高耶さんが現れて悠太が驚いた駐車場があります。その脇に建つ小さなおみやげ屋さんで鳥羽は「八咫烏せんべい」なるものをゲット。瓦焼きせんべいみたいなものに八咫烏が焼き印されているという、ちょっとありがたいおせんべいです(笑)
しかしこのお煎餅、旅行から帰って1ケ月後に食べたのですが、賞味期限中なのにもかかわらず、なぜかフニャリとした食感が…(汗)(シケってました…)


八咫烏の紋が入った大きな幟


神門。この奥が拝殿になります。


バトルの場となった参道の階段


ありがたい「からす煎餅」


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